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山田郡 (尾張国) : ウィキペディア日本語版
山田郡 (尾張国)[やまだぐん]

山田郡(やまだぐん)は、かつて尾張国東部に存在したである。戦国時代に廃止され、春日井郡愛知郡に分割編入されたが、その具体的な領域や廃止時期などに不明な点が多い。概ね現在の愛知県瀬戸市名古屋市守山区天白区で囲まれる領域周辺に相当すると考えられる(詳細は後述)。
== 歴史 ==

* 676年天武天皇5年)9月21日 - 大嘗祭の悠紀として尾張国山田郡が卜定される。(日本書紀)
* 752年天平勝宝4年) - 郡内の寺田が東大寺に勅施入される。
* 909年延喜9年) - 山田庄が立券される。
* 戦国時代半ば、山田郡は矢田川近辺を境に分割され、春日井郡(後の東春日井郡西春日井郡)と愛知郡に編入される。
史料上に山田郡の名が見えるのは、1548年(天文17年)2月14日付け瀬戸市熊野神社棟札に「尾州山田郡八事北迫菱野村」とあるのが最後である。1570年(元亀元年)の亀屋天王社鰐口銘文では「春日郡山田庄小幡長谷村」とあることから、16世紀中頃に分割されたと考えられる。(上村喜久子説)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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